ご覧いただきありがとうございます! 博多の森石材店の寺田公平です。古賀市の遺族会の皆様から忠霊塔記念碑のクリーニングのご依頼をいただきましたので、その様子をご紹介いたします。

 

施工前後のお写真

 

ご相談いただいた経緯と施工前の様子

1年ほど前に、当店のホームページでお墓のクリーニングの施工事例をご覧になって、「こういうものはできますか?」というご相談をいただいていました。遺族会の皆様で打ち合わせ・検討された結果、今回施工を任せていただくことになりました。

管理やお世話をされてきた代表の方々も代替わりの時期を迎え、自分たちの代できれいにして次の世代に継いでいこうと、この大事業を決められたそうです。

 

施工前の様子です。花崗岩で作られていましたが、戦後に建てられてから長い年月を経て、ずいぶん黒ずんでしまっていました。

 

事前のお見積もりの段階で、「完了したらどのくらいきれいになるのか」を、側面の見えにくい部分を実際にクリーニングして見ていただきました。ご納得いただいてから施工に入ります。

 

 

工事が始まりました

 

工事開始です! 高いところでの作業もあるので、足場を組んでいます。

今回のクリーニングでは、経年の頑固な汚れは、専用の薬剤を使用しながらハンドポリッシャーという手動の研磨ブラシで磨きました。また、「エフロ」という石材の白華(はっか)現象があちこちで起きて、目地などからアクのようなものがたくさんにじみ出ていたので、スクレイパーを使用して丁寧に削りとっていきました。

 

忠霊塔本体以外の石碑は、ブルーシートで覆って養生しました。薬品や汚れが飛んだりしないように注意します。

 

研磨しているところです。薬剤だけではなく、石材の磨きに使う高速ブラシを使用して、ひとつひとつ手作業で進めていきます。

 

完了しました!

 

クリーニング完了です!

見違えるほど白く、きれいな石肌が見えていますね! 実は私たちも、予想以上にきれいになってビックリです^^

遠目に見ると少し色の違いが見られるところもありますが、これは経年による石自体の変化です。特にエフロによってにじみ出たものが付着していた部分は石の劣化が進んでしまいますので、このように石の色味が他の部分と変わってしまいます。汚れ自体はかなりきれいに落とすことができました!

 

今回ご依頼があったのは忠霊塔のクリーニングのみでしたので、徳山御影で作られたこちらの銘碑はそのままですが、右側の忠霊塔の台座部分がかなり白くなっているのがお分かりいただけるかと思います。

 

仕上がりをご覧いただくと、きれいになったと皆様大変喜んでくださいました。自分たちが交代したあと、将来的には手を掛ける機会も減っていくだろうから・・・という思いもおありだったようなので、皆様で大事業をやり遂げて次の世代につなぐことができ、安心もされたのではないでしょうか^^

普段からお墓のクリーニングはたくさんさせていただいていますし、職人たちも技術や知識はもちろん十分ですが、今回は普段はあまりない高所での作業ということで、専門の業者さんに協力してもらいながら足場を組んだり、周りの樹木の葉に薬品が飛ばないように養生したり など、クリーニング作業以外にも普段にはない作業がありましたので、特に安全に注意して丁寧な作業を心がけました。

これほど大きい建造物のクリーニングは初めての経験でした! ですが、普段からやっているお墓のクリーニングの作業と同じように、適した薬剤や道具・方法で作業して、無事に喜んでいただけることができました。自信にもなり、とても勉強になるお仕事でした。