ご覧いただきありがとうございます、博多の森石材店の寺田公平です! 朝倉市にて写経石の埋設と石碑の再建立が完成しました。その際の様子をご紹介いたします^^

完成した石碑のお写真

 

ご状況とご要望

数か月前に、朝倉の豪雨災害の復旧工事のため石碑を移転しなければならなくなったお客様よりご依頼いただき、移転をする古い石碑の撤去工事の様子をブログでもお伝えしていましたが、その石碑の再建立と、数多くの写経石の埋設を行うことになりました。

どのような形で石碑を建立し直すか、お客様としっかりとお話をし、いよいよ工事が始まります!

 

工事の様子

前回、取り外し、保管しておいた石碑です。

 

もともと「袋に2つぶんくらいあるんじゃないかなぁ…」というお話だったのですが、実際に出してみると、なんと90袋もあり、お客様もとても驚いていらっしゃった、たくさんの写経石です^^

 

写経石が出る前には、少し狭いブロック枠を作成し、その上に、台座は処分して石碑のみを設置しようというお話だったのですが、写経石が90袋出たことにより、「せっかくなので残せるものを残そう」とご要望をいただきましたので、このように広めのブロック枠を設置しました。

 

石碑を支えていた、自然石で組み上げられていた台座の石垣を構成していた石たちです。もともとは、こちらは処分をしなければならないと予定していましたが、一緒に埋設することになりました。

 

こちらに写経石を入れていきますが、数十年後や百年後に、今回のように石碑の移動などで写経石を再び掘り上げる機会があるかもしれないとのことでしたので、台座の石と混ざってしまわないよう、ブルーシートで区別しました。

 

たくさんの写経石が入りました! 5~6㎝ほどの石に文字が書かれています。長い年月をかけて、少しずつ書かれたものです。

 

写経石の上に砕石を敷きつめるため、写経石と砕石の区別がつくよう、こちらもブルーシートを敷きます。私たちは工事の際に、工程を写真に収めていますが、「2袋」だと思っていた写経石が90袋あったことに驚いていらっしゃったお客様が、今後のために「自分たちでも記録を残そう」とお写真を撮られていました^^

 

石碑を設置する前に、砕石を敷き詰めます。

 

下から積み上げてきた台座の石や写経石、その上の砕石をしっかりと圧をかけて固めた後、石碑を設置し、石碑の台座の周りは表面部分を左官仕上げで仕上げています。

 

自然石の石碑ですので、お墓などと違って石と石の接着面が少なく、不安定です。そのため、災害等でズレたり倒れたりすることのないよう、あえて多めのセメントで、強くしっかりと固定しました。

 

古い石碑の再建立が完了しました

石碑が完成しました! お客様には「立地的に、少しの雨でも山から水が流れてきて大きな雨になることがあります。このくらいしっかりとした土台にしてもらったので、今後安心です!」とお喜びいただきました。

 

石碑の再建立を終えて

お客様は、ご先祖様が大切に守ってこられた石碑や写経石を、今後も大切にしていきたいとお考えでした。予想外にたくさん出てきた写経石ももちろんですが、石碑の土台だった石垣部分の石の1つ1つも、処分することなく全て埋設することができて、とても喜んでいただけました。

写経石や台座の石垣部分の石を全て埋設することにより、予定していたよりも大きなブロック枠になりましたが、その分、丈夫になり、結果、雨の多いこの地域でも、ずっと、長く長くお守りしていくことができるだろうと思います。

前回の工事の際もでしたが、今回も作業中の職人に、お茶やお菓子を出していただいたりなど、とても気遣いをたくさんいただきました。本当にお世話になりました。ありがとうございました^^