ご覧いただきありがとうございます^^ 博多の森石材店の寺田公平です。朝倉市にて、移転をする古い石碑の撤去工事が完了しました。その際の様子をご紹介させていただきます。

撤去前後のお写真

記念碑の撤去前後のお写真です。通常でしたら、石碑の撤去後は綺麗に整地をしますが、今回はその後すぐに工事が入る関係で、整地はしなくて良いというお話をいただいていましたので、軽く埋め戻して完了です。

 

ご状況とご要望

記憶に新しい朝倉の豪雨災害により、石碑を移転しなければならなくなったお客様からのご依頼です。お客様の息子様がインターネットで「住まいの朝倉市から近い石材店」を探されている際、当店のホームページをご覧くださったことがきっかけで、お問合せをいただきました。

こちらが撤去をする石碑です。お客様のご自宅の敷地内にあるのですが、ご覧いただくとわかる通り、石碑自体は何も被害を受けていません。しかし、石碑の向こう側を流れる川の上に橋があり、豪雨により、その橋が崩れてしまいました。そのため、橋の修復工事をする際、工事車両の通行の妨げになってしまうことから、移転をしてほしいというご依頼です。

お電話で、「ずいぶん前の先祖から代々受け継いできた石があります。この石はお墓ではないけれど、大切にしてきたものです。」とお話を伺っていました。現地で確認をしたところ、正面に「南無妙法蓮華経」と彫刻されているのがわかりました。ずっと昔からお客様一族で大切にお参りされてきたのだと感じました。

 

工事の様子

さあ、工事が始まります!

石碑は将来的にご自宅の敷地内に移転されるのですが、橋の修復工事が終わるまでは、はっきりした移転場所も決められませんので、ご自宅の敷地内に一時保管しておくことになりました。お写真は、丁寧に取り外した石碑部分です。

 

この袋はすべてお経を書き写した写経石です。石碑の下に納められていました。

お客様よりご依頼をいただいた当初、「この石碑の下には写経をした石が入っています。その石も新しく設置する場所に一緒に入れたいです。」とお話を伺っていました。「袋に2つぶんくらいあるんじゃないかなぁ…」とおっしゃっていたのですが、実際に出してみると、なんと90袋もありました! ずっと昔のご先祖様の時代から、長い年月をかけて写経石を納められていたのでしょうね。

 

石碑の下の穴のお写真です。

 

深さ2mほどあります。ここに90袋分の写経石が入っていました。橋の修復工事の業者様に、整地の必要はないとお話をいただいていましたので、危なくないよう、軽く埋め戻しました。

 

古い石碑の撤去工事が完了しました

石碑の撤去工事が完了しました。石碑の横にあった植木等は、橋の修復工事の業者様にて撤去されていました。

 

石碑の撤去工事を終えて

石碑の撤去工事を終え、お客様には「あんなに写経石が出るとは思わず、すみませんでした! 橋の修復工事が終わったら、移転場所の詳細を決めて石碑や写経石を戻したいので、その時はどうぞよろしくお願いいたします。」というお言葉をいただきました。

作業中の私どもにお茶をだしてくださったりと、いつも温かいお気遣いを、本当にありがとうございました。

当日はとても良いお天気で、朝倉の豊かな自然、のどかで素敵な景色が広がる一方、お客様のご自宅まで向かうまでの道中、ダムの近くを通ったり、一部崩れてしまっている道路や、仮信号の多さなど、さまざまな災害の爪痕を見ました。被害の大きさや、被害にあわれた方のご苦労をひしひしと感じ、今後このような災害が無いことを心から祈りました。