宗像ルンビニー墓苑にて、桜の彫刻を施したインド産アーバングレーの洋型墓石を建立


ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。宗像ルンビニー墓苑にて、桜の彫刻を施したインド産アーバングレーの洋型墓石を建立させていただきましたので、ご紹介いたします!

完成したお墓

宗像ルンビニー墓苑 新設 インド産アーバングレー

 

お墓のご要望、ルンビニー墓苑について

今回のお客様は、宗像市にお住まいの方でした。お墓が北九州にあり、遠いのでお参りがしにくくなってきたため、今後のことを考えて家の近くで納骨できるところがないかと探されて、宗像ルンビニー墓苑にお越しになりました。宗像ルンビニー墓苑は宗像市村山田にあり、JR東福間駅から1㎞、東郷駅からも1㎞のところにあります。ちょうど宗像市と福津市の境あたりにあり、アクセスのしやすさや周りの環境の良さ、管理の行き届いた霊園の雰囲気などから、宗像市・福津市にお住まいの方には人気の霊園です。

お客様は、当初は霊園でも人気のある樹木葬を検討されていましたが、ご家族でお話しされた結果、コンパクトでもいいから今までお参りしていたようなお墓を建てたいとご希望になりました。そこで、ご一緒に霊園内を見て回り、ご希望をうかがってご提案することになりました。もともと樹木葬をお考えでしたので、費用面はできるだけ抑えたいとご希望で、コンパクトな敷地で建立することも検討されましたが、墓地を見ていくうちに、少しゆとりのある敷地にコンパクトなお墓を建てる方向でお墓作りをすることになりました。

 

完成したお墓です。宗像ルンビニー墓苑は、全ての区画が自由区画となっていますので、自由にお好きなお墓を建てることができます。今回はご提案した以外に、お客様もご自身でインターネットで探されるなど色々と考えてくださいました。「こういうのもいいなあ」と資料を持ってきてくださったりして、お打ち合わせを重ねて図面が完成しました。洋型の石塔で、全体的にバランスがよく、丸みのある優しい雰囲気のお墓に仕上がりました。

 
棹石です。天面は大きく丸みをとり、角も丸面取りをしています。

 

後方から見たところです。上台は丸みのある亀腹加工を施しています。伝統的にお墓に使われてきた加工で、見た目にも上品で高級感があり、水が表面に溜まらずに流れ落ちるという機能的な面もあります。

 

花立は家紋を彫刻しました。もともとはもっと丸みのあるものをご提案していましたが、家紋がよりきれいに彫刻できるように、まっすぐの面を確保できるシンプルな形に変更しました。お線香立は石塔のアールと形を揃えつつ、全体的なバランスを考えて、機能性は残して少しコンパクトな造りにしました。中のステンレス製の線香皿や蝋燭立は、取り外して丸洗い可能です。

 

納骨室のひさしにもなる部分は、供物台としても使っていただけるような構造になっています。参考にしたいとお持ちくださった資料にあったものですが、かなりシンプルなデザインだったので、少しアレンジを加えました。お参りスペースにも邪魔にならず、供物もたくさん置けるテーブルのようなイメージです。

 

納骨室の前壁には、桜の花の立体彫刻を施しています。柔らかい雰囲気のお墓に、華やかさが加わっています。

 

納骨室の天板の下にはくぼみ加工をしています。周りとは一味違う、変化のあるデザインになっています。空気口は左右と後方の三か所設けました。

 

お参りスペースは、凸加工のすべり止めになっています。すべり止め加工は、全面を磨いたあとに部分的にバーナー仕上げをすることもありますが、今回はすべり止め部分を2ミリほど浮かせて、そこにバーナー仕上げをした立体的なものです。ザラッとした質感になるので、雨で濡れても滑りにくく安全性が高くなります。手前に丸みを付けてデザイン性も重視しました。

 

「自然な部分を残したい」とご希望でしたので、土間部分には御影石の錆砂利を敷きました。明るい色合いで、あたたかい雰囲気になります。洋風のお墓にはぴったりの砂利石です。

 

お墓作りを終えて・・・

お引き渡しは無事に終わりましたが、北九州のお墓からの改葬・ご納骨は後日に控えています。ルンビニー墓苑のお寺様でもある宗念寺様に建碑法要とご納骨をしていただく予定です。お客様や、参列される皆様にもお墓のご感想をいただければ嬉しいです^^

 

ちなみに今回のお客様のお墓からは、宗像市方面の自然あふれる景色を望むことができます。自然に囲まれた、ゆったりとした時間が流れる墓苑です。宗像の美しい自然や風景を楽しみながら、気持ちよくお参りいただけるといいなと思います。