三日月山霊園の4㎡旧区画にて、お墓じまい工事


ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。三日月山霊園の4㎡旧区画にて、お墓じまいのお手伝いをさせていただきました。

お墓じまい前後のようす

三日月山霊園 4㎡ お墓じまい

 

ご相談のきっかけ・お墓のようす

ホームページをご覧になったお客様から、福岡市立三日月山霊園にお持ちのお墓をお墓じまいしたいとお電話でご相談いただきました。さっそく現地確認に向かいます!

 

こちらがご相談のお墓です。4㎡の広さで、三日月山霊園開園当初に分譲が始まった旧区画にあたります。このたび納骨堂にお引越しをされることになり、お墓を解体して墓地を返還することにされたそうです。

 

今回はお電話で区画番号と正面のお名前を伺い、それをもとにお墓を特定しました。お写真を撮っておいて、お客様にも見ていただいて確認をします。また、改葬にあたって納骨室内のご遺骨の状態も確認もしてほしいとご相談いただいていました。

 

棹石裏側の建立年月や建立者の方のお名前等を確認し、お写真に収めます。昭和59年、建立から40年が経ったお墓でした。

 

法名塔です。こちらもお写真を撮っておいて、後日お客様にご確認いただきます。

 

お墓の横にある納骨口です。ご希望でご遺骨の状態を確認するため、手を合わせて蓋石を開けて確認させていただきました。今回はお客様が改葬許可の手続もすでに進められていて、納骨されていた数と役所の記録にも相違がなく、スムーズに運びました。

工事をお任せいただいて、閉眼供養のあとご遺骨の取り出しをお手伝いしました。取り出したお骨壺は蓋が空かないように固定する形で養生して、箱に入れてお渡ししました。その後、お墓の解体工事を行いました。

お墓じまいが完了しました

後日、お墓の取り外し工事が完了しました。

 

お墓を上から順に取り外して、すべての石材・基礎コンクリートなどもすべて取り外して解体、撤去します。くぼんだ部分は真砂土等で埋め戻し、前後を仕切っているブロックは残して工事完了です。三日月山霊園の旧区画はこうしたブロックの段差があります。新区画の方はブロックの縁石があるフラットなタイプです。

 

市の決まりで、お墓じまいの際は地面の中に石やコンクリートなどの廃材が残らないようにします。30cm近く掘り下げて確認し、化粧の真砂土を入れてならしました。周りのお墓にお参りされる方にも気持ちよくお参りいただけるように表面をきれいに整えて、工事完了となりました。

工事を終えて・・・

工事完了届と、お客様からお預かりしていた墓地の返還届を提出し、お墓じまいが無事に完了しました。お客様にはお写真をご郵送してご報告しました。このたびは当店に大切なお墓のお墓じまいのお手伝いをご用命いただきまして、ありがとうございました。

お墓じまいは年々増えており、ここ三日月山霊園も同様でお墓じまいをいただくことも増えたように感じますが、こうして返還された墓地に、新しいお墓を建てさせていただくこともあります。工事後は墓地をきれいに整えることで、お墓じまいをされるお客様にも心置きなく、次にこの墓地を使う方にも気持ちよく使っていただけるような返還のお手伝いができればと思います。