福岡市博多区西林寺様にてお墓じまい。ご遺骨の取り出しからお墓解体まで


ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。福岡市博多区西林寺様にてお墓じまいをお任せいただきましたので、その様子をご紹介いたします!

お墓じまい前後のようす

博多区西林寺 お墓じまい

 

ご相談いただいた経緯とお墓の確認

ご近所の方からのご紹介で半年ほど前に納骨のお手伝いをさせていただいた方から、お墓じまいのご依頼をいただきました。以前、いつになるか分からないけど近いうちにお墓じまいをしようと考えているとのことで、ひとまずお見積りだけを差し上げていました。その後ご連絡をいただいて、お墓じまい工事をさせていただくことになりました。

 

こちらが今回お世話になった、博多区の西林寺様です。吉塚の住宅地の中にある大きなお寺様で、正面入り口の山門はとても立派です。この山門を通って左に曲がると墓地があります。

 

墓地の様子です。きれいに整備された墓地で、お掃除も行き届いています。当店でもこれまでに多数のお仕事をさせていただき、お世話になっています。

 

こちらが今回ご依頼いただいたお墓です。中央に代々のお墓があり、手前には戦没されたご先祖様のお墓があります。昭和19年建立で、長い間大切にお参りされてきたお墓です。

 

蝋燭立の下にあるのが納骨室の蓋石です。以前ご納骨のお手伝いをさせていただいた時も、この大きな蓋石を開けてご納骨しました。

 

今回お客様は、すでに西林寺様の納骨堂の永代供養を確保されていて、お墓じまい後はそちらにご納骨することになりました。まずはご遺骨の取り出しをお手伝いして、納骨堂へ納める前にきれいにお掃除して、お寺様にお渡しする準備をしました。お骨の取り出しの際、ご高齢のお客様はお越しになるのが難しかったので、私どもに一任いただいてお手伝いしました。

 

工事の様子

ご遺骨の取り出しを終えたら、お墓の解体工事開始です。お墓は上のお石塔から順に取り外して搬出しました。納骨室のお部屋の部分を取り外しています。

 

昭和19年に作られたお墓でしたので、納骨室も石造りでした。御影石よりも少し柔らかい安山岩系の石が使われていたようです。大きな石は小割して、掘り下げてさらに小割して、という作業を繰り返しながら、運びやすいように手前側に石を出しています。このあと、お墓の囲い部分もすべて取り外して搬出していきます。

工事完了!!

すべてのコンクリートや石等を取り外して更地に戻し、工事完了です。こうしたお寺の墓地では、お墓同士の隙間があまりないことも多いため、周りのお墓を傷つけないようにすることを最優先として、慎重に工事を進めています。

 

くぼんだ部分には周りと同じ高さまで土を埋め戻して、表面をきれいにならして作業を終えました。お客様はご高齢でお打ち合わせもしづらい状況でしたので、こちらからはご紹介いただいた方にご報告をして、お寺様にも作業完了のご報告をして、きれいにお掃除したご遺骨をお持ちしてお墓じまい完了となりました。お墓じまい後の改葬などでは、納骨堂や永代供養墓などの新たな納骨先で問題なく納骨ができる状態にしてからお持ちする必要があります。長年納骨室内にあったお骨壺は土などで汚れていることもありますので、ご遺骨の状態を確認してお骨壺もきれいにお掃除し、場合によっては入れ替えたりしてお持ちします。

お墓じまいを終えて・・・

今回は、博多区西林寺様でのお墓じまい工事でした。福岡市内の寺院墓地は古くからの墓地が多く、お墓自体も長い年月お参りされているものが多いので、お墓とお墓がくっついて建てられていたり、通路が狭くなっていたり、お墓工事の際に大きな機械を使うことができない墓地もあります。通路の幅も一定ではないので、同じ墓地であってもお墓のある場所によっては使える機械の種類が違うこともあり、お墓じまいだけでなく修理や引っ越し等の際にも工事の費用が違ってくることもあります。そのため、まずは実際に現地を見ることがとても重要です。気になる方はお気軽にご相談ください。