福岡市立平尾霊園に、AG98とG663を使用した、高さを抑えた洋型墓石が完成


ご覧いただきありがとうございます。博多の森石材店の寺田公平です。福岡市立平尾霊園に、AG98とG663を使用した、高さを抑えた洋型墓石が完成しましたのでご紹介いたします!

完成したお墓

平尾霊園 新規建立 AG98(参道:G663)

 

ご相談いただいた経緯とご要望

ホームページをご覧になったお客様から、福岡市立平尾霊園での新規建立をご相談いただきました。 すでに墓地は取得されていて、区画番号を伺ってまずは現地を確認しました。

 

こちらがお墓を建てる場所です。少し前に当選されていて、そろそろ建立期限を迎える頃でした。

お墓についてのご希望を伺うと、まずはお考えのご予算が大体決まっているとのことでした。お墓に使用する石の種類によっても費用が違ってくることや、使用する石の量が価格に比例することなどをご説明して、おおよそのご予算を伺って図面を作成、ご提案しました。形については、お客様がもともと平尾霊園をよく散歩されている方で、他のお墓を見ながら「こういうのがいいな」と感じておられたものを少しずつ反映して、図面を作成しました。

そでれは、完成したお墓をご覧いただきながら、お客様のご希望や詳細についてご紹介いたします!

 

完成したお墓のご紹介

お墓全体です。ご予算内での建墓を叶えるため、全体に高さは抑えた作りになっています。門柱やベンチはご希望で作成、法名塔はしっかりしたものがほしいとのことで、お墓の形状に合わせたものをご用意しました。

 

墓石本体です。シンプルな横型で、正面は額出しとなっています。花立は円柱状で、これらもお客様のご希望をひとつずつ叶えたものです。香炉は、壁の厚みを薄くすることで、コンパクトながらも中の空間を広く取ることができる形です。昔のお墓ではもっと厚みのあるものが多いですが、コンパクトなお墓が多くなってきた最近では、このタイプも増えてきました。

 

棹石を横から見るとこのようになっています。「額出し加工」は、このように一段縁を付けて飛び出した形です。反対に、周りが飛び出した額加工もあります。こちらもご希望いただいたものです。より高級感が感じられます。

 

棹石の右下には、奥様のご希望でユリの花を彫刻しました。弊社でご用意しているカタログ集からお選びいただきました。銀色の箔を入れて仕上げています。

 

花立です。ご希望の円柱状で、頭にアール加工も施して柔らかみがあります。前面の家紋は、ユリの彫刻と同じように銀色の箔を入れました。アルミの箔を貼っています。

 

お墓の下、納骨室との間部分です。淀加工といって溝を付けるように凹部を作り、デザイン性を持たせました。

 

側面です。今回のお墓は、納骨室から外壁まで少し距離がありましたので、中にパイプを付けて空気が通るように空気口を外側に設置しました。お隣のお墓の邪魔にならないように、壁石の中に埋め込まれた形になっています。また、石貼り部分はお墓前方に向けてわずかに傾斜をとっています。水が溜まらず、入り口から外に水が出ていくような構造です。

 

後ろから見るとこのようになっています。棹石背面に、建立年月と建立者の方のお名前を彫刻、お施主様のお名前を朱色でいれています。

 

今回のお墓はAG98という中国産の代表的な白御影石を使用していますが、参道部分のみ中国のG663というピンク色の石を使用しています。うっすらピンク色で、少し華やかな雰囲気です。

 

門柱です。門柱を付けることもご希望でしたので、高さを抑えてご予算にも叶うように設計、「銀杏面」と呼ばれる高級加工を施しました。「銀杏面」は、断面が銀杏の葉のように見える、段を付けた仕上がりになります。

 

法名碑です。厚みなどの寸法までご指定をいただいて作成しました。アール加工もご希望で、丸みのある仕上がりになりました。

 

法名碑の正面にはベンチを設置しました。コンパクトですが、あたりが良いように丸みをとって工夫しています。手荷物を置かれるのにもちょうどよいサイズです。

 

お墓作りを終えて・・・

完成したお墓をご覧になったお客様からは、「イメージ通りでバッチリです!」と嬉しいお言葉をいただくことができました^^ お散歩コースにされているほど霊園の近くにお住まいなので、工事中にも何度も様子を見に来てくださっていましたし、「理想のお墓にしよう!」と細部までこだわっておられたお客様に完成後喜んでいただくことができて、私どももホッとしました。ご希望を明確におっしゃっていただけたので、ご予算との兼ね合いを調整しながらご希望を形にするご提案をし、スムーズなお墓作りができたのではないかと思います。このたびは弊社にお墓建立のご相談をいただき、ありがとうございました。イメージ通りに仕上がったとのことで、私どもも大変うれしく思っております。どうぞ末永いお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。