ご覧いただきありがとうございます!博多の森石材店の寺田公平です。 この度、宗像ルンビニー墓苑にて、中国産G-688白御影を使用した、神道の兜巾型を取り入れた洋風のお墓が完成いたしました。その際のようすをご紹介いたします^^

完成したお墓のお写真

 

ご相談いただいた際のご状況

ご相談くださったお客様は、もともと北九州にお墓をお持ちで、お墓参りに行くためには、お住まいから車で1時間ほどかかっていたそうです。そこで、「住まいから近い場所にお墓を」と、宗像市のルンビニー墓苑に墓地をお求めになり、お墓の建立をしたいと、当店へご連絡をくださいました。

ルンビニー墓苑の中でどの区画にするか悩まれたそうですが、結局は、お墓の前の通路が広々とした区画をお選びになられたそうです。墓地の広さや場所の確認へ、お客様の立ち合いのもと、現地確認へ行って参りました。

 

ルンビニー墓苑は、「福間宗像玄海線」と呼ばれる、宗像の主要道路(県道97号線)沿いにあります。こちらは霊苑に入り、坂を上がったところにある管理棟です。管理棟前にある木の葉も色づきとても綺麗でした^^

 

ルンビニー墓苑は管理人さんにより細やかなところまで管理がされています。 お墓の場所を確認し、どのようなお墓をおつくりするか、お客様と打ち合わせを行いました。

 

こちらはお客様へご提案した最終の図面です。お客様は、「洋型のお墓が良い」というご希望がありましたので、最初の図面では、「洋風のお墓」というご希望をそのまま反映させており、一般的な横型の石塔をご提案していたのですが、お客様のご信仰が神道で、「神道のお墓の特徴である兜巾(ときん:石塔の上が三角錐のようになっている)のデザインを少し取り入れられませんか」と、ご希望を伺いましたので、最終のご提案ではそのようにご対応させていただきました。そして、石塔のデザインが変更になりましたので、調和を考え、花立ても円柱状のものから八角形のものへとデザインを変更しました。

また、予算もしっかりと決まっていらっしゃいましたので、なるべくご希望通りのお墓となりますよう、デザインをシンプルにしたり、使用する石の量を控えたり、予算をオーバーしないよう工夫しました。

お客様にご納得いただいてから、お墓の施工を開始いたしました。

完成したお墓のご紹介

お墓が完成しました!

 

とてもシンプルで、スッキリとしたデザインです。

 

石塔の上は、お客様のご要望を取り入れた兜巾型です。そして、額加工をして高級感を出しました。

 

棹石の下の台座の部分です。亀腹(かめばら)加工という伝統的な高級加工を施しています。(※亀腹加工とは、字の通り、亀のお腹のような緩やかな曲線が美しい加工です。水が溜まりにくいという利点もあります。)

 

花立てです。神道の兜巾型と調和するよう、八角形のデザインです。

 

花立ての筒はステンレス状の着脱式可能なものです。石に直接水を入れないため、お墓をより綺麗な状態で保つことができます。

 

扉付きのロウソク立てです。扉に高級感のある細やかな彫刻を施し、中のロウソクの火が見えるような加工です。格子から熱や煙を逃がすことができるため、ロウソクの熱で石が割れる心配もありません。また、強風等で勝手に扉が開かないよう、扉止めの鍵石を設置しています。

 

扉を開けると、ロウソク立てが入っています。神道のお墓は、本来であれば、お線香立ては必要ないのですが、「将来的に考えると、お線香を使うことがあるかもしれないから」ということでしたので、お線香立てもご一緒に設置させていただいております。

 

納骨室の扉部分です。家紋を彫刻しています。

 

石貼り部分です。お参りするスペースを広くとれるよう、門柱なども付けずにシンプルな仕上がりとなりました。

 

霊標には、北九州からお引越しを予定されている仏様の戒名を彫刻させていただきました。また、袖石のような役目も果たせるよう、1段高くして設置をしております。

 

納骨室内の湿気を防げるよう、両側面と背面の3か所に空気穴を設置しています。

 

完成のご連絡を差し上げたところ、お客様が確認へ行ってくださり、「イメージ通りのお墓をつくってくださり、ありがとうございました!」と、お喜びいただきました^^

 

お墓作りを終えて・・・

お客様にお喜びいただける仕上がりでお墓をつくりあげることができ、ホッとしました。今回、”洋型”をご希望でしたが、”神道らしさ”も表現したいというご要望で、あまり経験のないことでしたので、大変勉強になりました!

「お客様のご要望を叶える」という点は、石屋としてクリアするのはそう難しいことではありません。ご要望をしっかりと伺い、お客様と綿密な打ち合わせを行えば、お客様のご希望を叶えたお墓が仕上がります。しかし、そこに「予算」が関わってくると、俄然難しくなります。「ご予算の範囲内+ご希望を叶える」ために、石屋として、デザイン性は落とさずに、なるべくコストカットをするにはどうすれば良いか、日々頭をひねって考えております。

お客様が喜んで笑顔になっていただける瞬間を力の源とし、今後もしっかりとご希望に沿ったお墓づくりができるようにが頑張りたいです!