菖蒲田石、昔採れていた島原の石を通じて感じること


2015年6月3日(水)雨のち晴れ

 

福岡県一円で、お墓のお仕事をさせていただいている、博多の森石材店の寺田公平です。

昨日のニュースで、今年も梅雨入りしたとのこと。早速朝から降り続く雨でしたね。

 

さて今日は、先日、長崎は島原に行った時に、昔から地元で採れていた「石」について、色々なお話しを聞かせてもらいましたので、その時のことを少し。

 

写真のお墓(右寄りの大きく写っているお墓)は、昔、島原で採れていた、菖蒲田石で作られたお墓です。

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島原で採れていた 菖蒲田石で作られたお墓

 

建てられて、70年ほど経ったお墓を、数年前にクリーニングされて、きれいな状態になっていました。現代は、お墓を建てるときには、ほとんどが「御影(みかげ)」と呼ばれる、とても硬い石を使用しています。しかし、今から50~60年くらい前は、私たちの住む福岡でも、家名などの文字や家紋が彫刻(加工)しやすい、安山岩系の石が良く使われていました。

 

 

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菖蒲田石 表面の様子

建てられて70年以上が経っていましたが、クリーニングをすることで、とてもきれいな石の表面が出ていました。石の持っている耐久性は、本当にすごいものですね。

 

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菖蒲田石 石の表面2

 

もちろん、島原地方では、昔からとても有名な石で、島原城で有名なお殿様のお墓も、この菖蒲田石で作られていたとのことなんです。

 

 

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菖蒲田石を採石していた山をのぞむ

こうやって、古いお墓や、これまでの歴史に触れることで、いつも感じることがあります。それは、「石」は、とてもとても長い時代を超えて残っていくもの。もちろんその代表として、お墓があります。

 

わたしがご縁をいただくお客さま方だけでなく、そのお客様の、子供さん、お孫さん、そしてそのずっと先まで。。。残っていくもの、手を合わせていくお墓です。だからこそ、常に真剣に、心を込めてお仕事をしていきたいなと気が引きしまります!

 

博多の森石材店 寺田公平

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博多の森石材店 担当:寺田

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